イタリアで観るF1の魅力を全部紹介
イタリアには世界的に有名な強豪チームとして知られるプロサッカーリーグがあり、今やサッカーはイタリアを代表するスポーツとなっています。また、そのサッカーチームの本拠地であるスタジアム周辺の街は、多くの歴史がある街でもあり、芸術や食を楽しみながら、本場イタリアのサッカーを観戦することができます。そんなイタリアの首都といえば世界的大都市として知られるミラノですが、ミラノから電車で10分ほどの距離にある北イタリアの都市・モンツァはF1のイタリアグランプリの聖地として知られており、イタリアグランプリが開催される毎年9月には世界中から『ティフォシ』と呼ばれる熱狂的なフェラーリファンが押し寄せ、スタンドを赤一色に染め上げる光景も今ではイタリアグランプリを象徴するものとなっています。
イタリアのF1の聖地・モンツァ・サーキットとは?
現在、F1の世界選手権の一つとして開催されているイタリアグランプリは、北イタリアの都市・モンツァにあるモンツァ・サーキットで行われていますが、モンツァ・サーキットの歴史は古く、1922年に設立されました。設立以降、不開催となったのは一度だけと、これまでのF1世界選手権の歴史上でも代表する開催地となっているモンツァ・サーキットは、100年近い歴史を持つコースで、最新技術を屈したF1マシンが競い合う独特の雰囲気が魅力で、熱狂的なファンからは魔法のコースという愛称でも親しまれています。そんなモンツァ・サーキットでは、全長5.793kmのコースを平均時速259kmの速さでレースが行われており、これまでに開催されたレースの中には1位から5位までの差が0.61秒というレースや、1位と2位の差がわずか0.01秒となったレースなど歴史的大激戦となったレースも数多く行われてきました。
F1観戦と一緒に楽しみたいイタリアの観光スポットとは?
フェラーリのお膝元としても知られるイタリアには、フェラーリゆかりの場所もたくさんありますが、F1観戦でイタリアに旅行に行くなら、フェラーリの工場やショップが建ち並ぶマラネロがおすすめです。マラネロはフェラーリファンなら一度は訪れておきたい街としても知られており、マラネロ市内にはフェラーリの名を冠した通りをはじめ、ジルやナイジェル、ベルガーにアレジなど歴代のドライバーが運転したF1マシンや、往年の名車・エンジンなどが展示されているフェラーリ博物館もあり、フェラーリファンのファンでない人も十分楽しむことができます。その他にも、フェラーリ博物館から徒歩10分ほどのところには、フェラーリ社が所有しているテストコースがあるフィオラノサーキットもあります。フィオラノサーキットではF1マシンやGTカーのテスト走行が行われており、運が良ければテスト走行しているF1マシンを近くでみることもできるでしょう。